今の乱数RTA勢が全員引退した場合に何も文書がないと困るかもしれないので、ヒントにでもなればいいかという気持ちで書いています。
ブラック・ホワイトどちらも選べる環境ならブラックの方がいいですが、ホワイトでも走れます。
本体はニンテンドーDS (初期DS) を使用する前提です。Liteの場合は個体検索のときだけ気をつければ同じ流れでできます。DSiシリーズ・3DSシリーズは非推奨 (できるっちゃできるけど面倒なので説明はしない)。
基本的な第五世代乱数調整の説明はほぼ省略しています。わからないことは他のサイト等で調べてください。
いるもの (PCにダウンロード)
事前準備
- こちらのページに軽く目を通し、同様の設定を行ってください。BW2用に書かれていますが、BWでも同じようにしてください。仕組みはわかってなくても大丈夫です。
- 使用したい本体で「BWパラメータ調べ」を行っておいてください (やり方は各自検索)。
- パラメータ調べの流れで、同じ起動時間で何度か「さいしょから はじめる」を行い、Timer0の値に偏りがあるかどうかを調べてください。1つ目の準備を行っていればおそらく出やすいTimer0があると思います。
個体検索
5genSearchを起動し、ソフトのバージョン (ブラック/ホワイト)、本体情報を入力して保存します。
検索条件を入力します。
- 分類: 草むら/洞窟
- 消費数: そのままでいいはず
- H 30~31 / A 31 / B 30~31 / C 0~31 / D 30~31 / S 31
- 生息地: 2番道路
- 種族: ヨーテリー
- 性格: いじっぱり (シンクロを外す)
- 特性: ものひろい
- 性別: ♂
検索範囲は、RTA用なので秒数の部分を7秒~15秒ぐらいにしておくと良いと思います。
入力キーをチェックし、Timer0を任意範囲指定にして先程出やすかったものを入力します。
準備ができたら検索を始めてください。かなり長時間PCを放置することになります。
候補が溜まってきたら検索終了前に止めて個体を探す作業に入ってもいいですが、どの日付まで調べたかはメモしておいてください。
Seedを出力したら、One-ChanceFinder (以下OCF) のページの手順に従ってツールを使用します。
2023年3月5日追記: result.txtファイルを作成する際は、文字コードを「UTF-8 (BOM付き)」にしてください。
採用できるseedがあれば、以下のように表示されます (条件を満たすものがなければ表示されません)。
使えそうなseedがあれば、エンカウンター調査に移ります。
エンカウンター調査
ブラック (ホワイト) のデータを消去し、2番道路でランニングシューズを受け取り、一旦ゲートに戻った状態のセーブデータを用意します。このとき、無駄な移動はなるべくしないようにしてください (なつき消費が挟まっていると面倒)。また、冬の日付 (4月/8月/12月) で開始してください。個体検索は終わっているはずなので、調査する日付で始めれば大丈夫です。
乱数調整の日時に設定し、起動します。オートモードでの起動の際は、個体検索で出た秒数の5秒前くらいに電源を入れるとうまくいきます。自分は6秒前に電源を落とし、5秒前に電源を入れるというやり方を採用しています。
起動すると季節の表示が最初に挟まります。この表示はボタン連打で飛ばし、すぐにゲートを出るように統一してください。季節表示を飛ばさなかったり、ゲートを出るまでに少し放置したりしてしまうと、2番道路に入る際のロード時間に差が出てNPC消費が変わります。(別に飛ばしてもいいが、ヨーテリーが見つかった際に今後も飛ばさないようにすることを覚えておく。要するに最速ロードと少し待機してロードで差があるということがわかっていれば良い。)
ゲートを出たら、ダッシュ最短距離で草むらに入り、野生ポケモンに遭遇してください (実際の動き方はどうでもいいですが、再現できることが大切です)。
出てきたポケモンを捕獲してください。
OCFの「エンカウント調査用」タブに初期seedを入れ、表示される表の「エンカウント」欄が○になっているところに、今捕まえたポケモンがいるかどうか確認してください。出てきたらおそらく狙った初期seedになっていると思われます。ない場合、Timer0ズレが発生しているか、起動時間がズレているか、キー入力がうまくできていないかのどれかだと思われます。
表にあるポケモンに出会えたら、念のためポケモン徹底攻略などのサイトで個体値を大まかに把握してください。狙っている個体値とズレていなければそれで大丈夫です。
何度か同じ工程を繰り返し、安定して同じポケモンが出れば、そのseedを使って調査することにします。成功率が半分以下の場合は別のseedを使ったほうが良さそうです (工程にミスがない前提)。
採用するseedが決まったら、いよいよ狙いのヨーテリーを探します。以降は録画しながら行うことを推奨します。
移動するマスを変えたり歩きを混ぜたりいろいろ工夫して野生を出現させます。そのポケモンがヨーテリーLv. 7よりも表の下の方にいる場合、より少ない乱数消費で出会わなければなりません (草むらの移動量を減らす、NPCの動きを減らすために走る量を増やすなど)。上の方の場合は逆に移動量を増やしたりしてたくさん消費します。
見事Lv. 7 ものひろい いじっぱり ♂に出会えたら成功です。
余裕があれば、捕獲してからベル戦までに野生に出会わない動きも調べておきましょう。
ツタージャの乱数調整について
ツタージャの乱数調整は条件がゆるく、消費作業も特にないので、ついでに調べておくことをおすすめします。
攻撃個体値30以上、素早さ個体値24以上のむじゃきかようき個体であれば大丈夫なはずです (Nのチョロネコと同速)。
こちらは5genSearchで検索する方法がよくわからなかったので、SyokiSeedSearch4を使います。もしくはうまい方法がわかった方は教えてください。
2番道路のゲートでレポートを書くのがゲームを始めてから14~15分後なので、ヨーテリーのseedの14~15分前の時間を指定して検索します。また、「個体値乱数列消費」は10~10を指定してください。性格はこのツールでは指定できません。
出てきたseedの中にようき/むじゃきがいるかどうかはこちらのツールを使えばわかるはずです。もしいなければ時間の条件を緩めてください。
野生乱数と違って、このツールでヒットすればすぐに出すことができます (起動時間とキー入力をあわせるだけなので)。
以上です。ご質問があればTwitterまでお願いします。
2023年3月5日追記: 実際にこの記事を参考に見つけてくれました。
曜日表示で連打忘れにより偶然発見したんだけど、「ちょっと待つ」ことにより爆速でヨーテリーと出会えるSeed pic.twitter.com/VESISyqbSM
— あるとポケ🔭🦔 (@Alt_poke) March 4, 2023